らくたんとツァーリパン

「らくたん」も「ツァーリパン」も、なんのことやらわかりません。
夢うつつから覚めたときに、意味のわからないことばが残っていることってありませんか?場面も何もなく、ただへんな単語が残って、もともと意味がないので書き留めておかないと忘れてしまう。たまたま書き留められたものを自分宛にメールしておいたものが「らくたんとツァーリパン」で、一連の句になっています。

「らくたん」は「落胆」ではなく、「らく」にアクセントがあり、「ノンタン」とかと似たような語感。
「ツァーリパン」も「ツァーリ」部分にアクセントがあり、ひょっとしたらロシアとかの、あの「ツァーリ」(皇帝≒カエサル、シーザーと同じ意味)と関係があるかもしれません。ちょっと前まで「酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行」っていう小説読んでたし(ツァーリはほとんど出てこなかったと思うけど)。でもパンくっつけちゃったらなにがなにやら。

かっこよく言うと、象徴界優位の無意識の中で起こりがちなことで、音(シニフィアン)だけがあってそれに伴うイメージ(シニフィエ)がない状態、ってことになるんだと思う。

飛ぶ夢を見た

飛ぶ夢を見た。

古いおもちゃ屋みたいなところでプラモやラジコンなどを売っている一角があった。そこには組み立て着色された古いタミヤのラジコン(マイティフロッグ、ホーネットなど)が数千円で売られていて、おお懐かしい、と思った。
ヘリコプターのラジコンのあるあたりにふと、680円とかでごく簡単な仕組みで自分がヘリコプターになれるみたいなキットがあった。

場所は高校みたいなところで、雰囲気は大学の文化祭みたいだった。そこで僕は、ヘリコプター部のにわか部員である。僕を含め何人かの部員(その部員の中には市川さんがいた)も校庭の上空を飛んでいる。

白いプラスチックでできたピアニカの口みたいな部品を口にくわえそこから息を吹き込み、その息のぐあいで出力を調整し、ナースコールみたいな右手のボタンでエンジン(モーター?)のON/OFFをコントロールする。旋回などはたぶん体重移動でコントロール。
とにかくコンパクトで簡単な装置。それを装着しながら体育館わきのトイレにも入ったぐらいだ。なにしろ680円だからごくシンプル仕組みなのである。そしてその機械の発する音はほとんど「エキサイトバイク」のエンジン音だった。

最初は校庭にある植え込みなんかに落ちたが、息の吹き込みかたとボタンを押すタイミングのちょっとしたコツでかなり自由に飛び回れる。強く息を吹き込むと高く揚がり、降りるときにゆっくりと息を弱める。息継ぎなどは必要としなかった。高い時は20メートルくらい揚がったと思う。ちょっとこわいけど爽快だ。うまくすれば低く飛んでもいられた。

そのあとで白木屋か笑笑の呼び込みに声をかけられながら、拙者ムニエルの打ち上げのような場所に合流して市川さんと「あれいいよね〜すごいよね〜」って話をする。「Gmail便利だよねー」みたいなノリで。啓さんは感心して聞いてはいるが修子は半信半疑である。ほかのみんなもネタとして聞いていて笑っている。ホントに簡単に飛べるのにね。

今まで僕は飛ぶ夢を何回か見て来たがなにか機械を使う方式は始めてでした。たいてい飛ぶ夢では、ウンッてやると飛べていて、で、わりとすぐに飛ぶコツを忘れて飛べなくなってしまうのですが、今回はそれがあまり感じられなかった。それが機械装置を介していたからだろうか。
ヘリコプターなのは、テレビで見た某芸人さんがすごくくだらないネタですごいちっちゃいヘリコプターのラジコン(これかな?)を使っていて、すごい!欲しい!って思ったからだと思う。でも夢の中の装置にはプロペラすらあったかどうかは分からないけど。

起きた時は、あれが夢だと気づきたいへんがっかりしました。あれ、やっぱり飛べないのねって。
夢の中で大金を手に入れたり、夢の中の舞台で大ウケをとったこともあります。その世界ではどんなアドリブをかましてもお客さんが大笑いしてました。